大阪市立阿倍野防災センター【あべのタスカル】は、連日多くの市民や学生などが訪れる体験型防災学習施設です。 JR天王寺駅、大阪メトロ阿倍野駅からも近く、すぐ近くには「あべのハルカス」が高くそびえる立地条件の良い場所にあります。

当学院では、昨年より、防災学習の場としてこちらの施設を訪れ、学生の防災意識を高め、様々な災害に備えて実践的な体験をしながら学んでいます。

今年は、12月初旬から中旬にかけて、全12クラス、クラスごとに防災センターのガイドさんから説明を聞きながら、災害が実際に起こった時に一人一人がどんな行動をすればよいかについて、具体的な方法を学びました。

まず最初に誘導される映像シアターでは、都会に住む家族が、予期せず遭遇してしまった地震と津波に巻き込まれる場面を想定して制作された映像が、目の前の大スクリーンに映し出されます。まるでその場に居合わせたような迫力と臨場感で、参加者も実際に災害を体験した気分になります。その後、次々に部屋を移動し、震災後の街並みの中、災害発生時に対応する方法を体験型で学ぶ形式の防災センターは、とてもよくできた学習施設です。防災グッズの紹介コーナーもあり、参加した学生の中には、初めて見る簡易トイレや防寒着、数々の防災用保存食なども身近に感じることができ、非常時のために置いておきたいと感じた学生も多くいました。

日本全国に設置されている防災学習センターは、日本人だけでなく、日本に住む外国人住民の方々にも、必ず1度は訪れてほしい場所だと強く感じました。

防災センターマスコット、「レスキューパンダたすける」くんと
大阪市内の地域災害被害について学ぶ
調理器具に火災発生時の消火活動を学ぶ
火事の時、煙の中を歩いて逃げる方法
災害時に公衆電話を使って緊急通報する方法を学ぶ
電柱などの倒壊による危険な街並み
街中で災害が発生した時、自分の身を守る
ベランダ避難体験
消防士に変身