ヤダブさんはネパール出身の22歳。日本に来て2年目、今年3月に日本語学校を卒業し、次の進学先も決まっています。高校卒業後、インド滞在を経て2度目の海外となる日本にやってきた夢多き青年です。
「ボリウッドスターを目指して情熱を注いだ日々」
日本に来る前、ヤダブさんはボリウッドスターを夢見て、1人でインドの「ムンバイ」に行き2年間を過ごしました。「ムンバイ」は、首都デリーに次ぐインドの大都会、そこは世界最大の映画産業の一つと言われる「ボリウッド」の中心地でもあります。
ヤダブさんは幼いころからボリウッド映画に魅了され、アクションスターを目指しムンバイでダンスや演技の勉強ができる俳優学校に入学し、日々修行に励みました。ボリウッド映画のスターを目指して「ムンバイ」まで来るネパール人は少なく、ヒーローになるためのハードルは高かったそうですが、2年間の間に、映画の製作に関わり出演も果たしました。それでも、長期的なサポートを家族から受け続けるには、経済的な負担も大きく、色々考えた結果、俳優学校を2年で終了することを決意し、帰国しました。
「日本で、これから」
ヤダブさんの実家には、インド製の車がトラックを含めて3台あり、父が運転して家族で外出したり、友人の結婚式に行ったりしていたので、幼いころから自動車に興味を持ち、自動車整備士の仕事に興味を持っていたそうです。高校時代は「ボリウッド」に没頭し、スターを夢見たヤダブさん、その「ボリウッド」での2年間の経験を経て帰国した後は、自動車整備を教える専門学校がないネパールを離れ、日本で専門学校に入りたいと考えるようになり、日本に行く準備を開始。2年前にJAC教育学院に入学しました。日本の生活で大変だと感じることは、生活のルールがたくさん決められていてそれらを守らないといけないこと。そこには、人々が規則を守っているからこそ、安全な生活を送れるという社会の在り方があることも承知してはいるのですが。日本で自炊する生活の中で、クラスメートの女の子たちが料理を作ってくれることもあります。誕生日には、夜中一緒に話して楽しい時間を過ごす友人もいっぱいできました。4月からは、兵庫県にある自動車大学校に進学し、3年間自動車整備について学び、仕事に必要な資格を取り、日本の会社で働くことを夢見ています。自動車の故障を直す、「自動車のお医者さん」になる、その日を目標に。自動車大学を卒業し、無事就職出来たら、日本のボリウッドファンと一緒にボリウッドダンスを踊る日が、とても楽しみです。






