ボクシングのある人生を ~タセンさんの愛するもの、これからもずっと~

スリランカの中央高地に位置する、「キャンディ」は、スリランカ仏教の聖地として、世界文化遺産に登録されている観光都市です。そのスリランカ第二の都市、「キャンディ」出身のタセンさん、笑顔がさわやかで穏やかな人柄、ボクシングを心から愛するスポーツマンです。スリランカで高校を卒業し、姉が留学している日本で自身も勉強し、就職して実務経験を積みたいと、昨年10月に来日しました。

タセンさんは家族全員がスポーツを愛する4人家族で育ちました。両親ともにスポーツを愛し、父はボクシングジムも併設するフィットネスクラブを経営。2019年にはボディビルディングのアジア大会チャンピオンに輝いたという素晴らしい経歴の持ち主です。また、現在、群馬県の専門学校に留学中の姉も空手の黒帯、スリランカの全国大会でチャンピオンになるほどの実力の持ち主。

自身は8歳から始めたボクシングで、高校3年生の時にナショナルチャンピオンになりました。大好きなボクシングですが、2024年に来日後は、日本語の勉強とアルバイトに集中する生活の中、リングでの練習はできません。そのため、今は自分のアパートから遠くない「鶴橋駅」近くのジムに週3回通い、筋トレに励んでいるそうです。母国では、ボクシング以外にも、フィットネスインストラクターとファーストエイドの資格も取得し、その技術を役立てたいと思っています。

「ボクシングは、こらからもずっと続けていきたいです。」「ボクシングをやっている時、一番幸せを感じます。」と、目を輝かせて熱く話すタセンさん。その目の輝きの中に、今は日本語の勉強に、筋トレに、と、何事にも真面目に努力する強い意志が感じられます。  

そんなタセンさんの夢は、入学が決まっている群馬県の専門学校でDXエンジニアリングの勉強をし、電気技師として日本で何年か働いた後、母国で自分の会社を立ち上げ経営することです。その夢を実現する道のりには、ボクシングがいつも伴走し、支えてくれることでしょう。一途に目標に向かって努力するタセンさん、これからも強い意志を持って人生を切り開いていかれますように、大きなエールを送ります。

高校時代(Vidyartha Collage ボクシング部)の試合中のタセンさん(右側
日本人観光客にも人気の観光地、タセンさんの故郷「キャンディ」の街並み
聖地「キャンディ」は世界文化遺産に登録されています
笑顔でインタビューに答えるタセンさん
クラスメートとファイティングポーズをとるタセンさん