日本語学校に入学、そして大学入試まで
テイン・モーサンさんは、ミャンマー出身。本を読むことが大好きで、外国の作家の著書も含め様々な分野の本を読み、多くのことを学んできました。母国で通っていた大学を中退後、日本語学校に留学することを決めた時から、日本で大学を卒業することを目標に日本語を学んできました。JACでは、大学入学の準備に真剣に取り組んできましたが、希望学部を絞り込むことに苦労したようです。最初は、日本の大学についての情報を充分に得ることができず、IT系の学部で学ぶことを考えていましたが、様々な情報を集める中で、自身がもともと興味を持っていた心理学を思い出し、国際コミュニケーション学部に絞り、受験する大学を決めました。
進学の準備には、毎年多くの学校が集まって実施される「進学説明会」や、各学校のキャンパスで実施される「オープンキャンパス」などに参加し、学生が自分で学校の担当者から話を聞き、情報を集め、学校の特色や雰囲気などを知り、興味のある学校を探します。様々な条件の中でも、カリキュラムや勉強の内容に加え、学生サービス、学費の安さ、卒業後の就職先など留学生には気になる点があります。その後、先生方からの進学指導を受け、多くの情報を収集しながら、準備を進めます。自分の希望が明確にならず時間が経過してしまう学生もいれば、進学したい学校に自ら連絡し熱心にやりとりして、入試まで進めていく学生もいます。そんな進学準備の日々の中、日本語の試験を受け、何校か受験し失敗しながらも、それぞれに進学先が決まっていきます。
モーサンさんの場合、受験学部の変更などもあり時間をかけて、受験を希望する学部と大学を決め、必要書類を作成し、面接試験の練習を重ねて、最終的に今年の1月に受験。そうして、やっと、「合格」の朗報を聞いたのは、卒業式が間近に迫った、2月中旬でした。大学のオープンキャンパスには間に合わなかったため、個別に学校案内をしてくださった大学を受験し、やっと「合格」の知らせが届きました。安心しましたね。その努力と最後まであきらめずに強い意志を持って受験まで頑張ったモーサンさん、心からおめでとう!
大学生活に期待すること
大学に入学したら、日本人の学生と一緒に、英語のディベートのクラスで他の学生と話し合ったり、クラブ活動に参加したり、大学連携校への留学にも興味があります。好きだったテニスもやってみたいと、夢は膨らみ、大学生活を楽しみにしています。
将来について
以前から、悩みやストレスを感じている友人たちの相談に乗り、話を聞くことが多いというモーサンさんは、大学卒業後もできれば勉強を続け、いつか、「若い人たちを励ますような本」を書きたいそうです。本を読むことが大好きだから、オーディブルを使っていろいろな本を読んでいるので、自分でも本が書ければと願っています。それまでどんな仕事ができるのか未知数ですが、これから大学生活が始まり、様々な新しい出会いと経験を積んでいく中で、成長を止めないでほしいと思います。自分は、つらいことも悲しいことも乗り越えてきた強さがあるから、これからも大丈夫。そうやって日本でも別の国でも自分の力を信じて、未来を切り開いていってください。




