本年3月7日、大阪市東成区民センターで卒業式を執り行いました。今年の卒業生はネパール、中国、ベトナム、ミャンマーからの学生、総勢72人。コロナの影響で来日の日程が延期されたグループもあり、長い道のりを経てこの日を迎え、感慨もひとしおの中で卒業式に参加した生徒も多くいました。ピアノのメロディーが静かに流れる会場で、卒業生が一人一人名前を呼ばれ、校長先生から卒業証書の授与。不安と喜びの入り混じった表情で舞台に上がり、証書を受け取った後、はにかみながらも笑顔に包まれる瞬間がキラキラ輝いていました。全員が卒業証書を受け取った後、在校生を代表して、ネパールのスニマヤさんから、とても流暢な日本語のメッセージが送られ、皆の心がほっこり。卒業式の後は、交流会で思い思いのパフォーマンスを披露し、素敵な舞台が繰り広げられ、会場は大盛り上がり。

卒業後は、皆、全国の大学、大学院、専門学校へと、新しい道が決まり、試験勉強に励んだ日々の努力が成果となって表れた何人もの学生が、希望する学校に進むことになりました。専門分野は、工学、法学、IT関係、観光ビジネス、国際ビジネス経営、介護福祉関係、幼児教育など多岐にわたっており、それぞれの学校で、初めて日本人学生と席を並べ専門分野について一緒に勉強する日々が始まりました。

この日卒業した全員にとって、JAC教育学院で学んだ日本語、一緒に勉強した仲間、学校の先生やスタッフとの交流の全てが、これからの人生の宝物になり、幸せな道を切り開いていってほしいと、先生、スタッフ一同心より願っています。

先生方が見守る中で、厳かに卒業証書を受け取る。

在校生代表スニマヤさんからの祝辞。流ちょうな日本語で、学校で学んだ日々への思いと感謝の気持ちが伝わってきました。