現在在籍する学生のうち2年生の7クラス、125人の学生のうちのほぼ全員が、専門学校や大学などへの進学を目指して準備をしています。進学の準備は、今年の3月から始まっています。ここ何年か毎年受験する学生の数が増え、早めに準備を始めるようになってきました。
今年は「進学説明会」が3月に実施され、全員参加しました。第1回目の「進学説明会」は、15校の専門学校と大学の関係者が集まって近くの区民センターで実施され、各学校が用意したブースで、その学校の制度や学校生活について、留学生の受験の仕方などについて説明を聞きました。このように、1年生が終わり二年生になる前から、日本語学校卒業後の進路についての意識を高めていきます。
日本語学校の数も、日本語学校に通う留学生の数も増え続けている昨今、卒業後の進学先選択と受験の準備は、日本語学校の学生にとって、自分自身の将来を左右する重要な学校生活の一環です。
学生はこの後、5月、6月にも外部で実施された「進学説明会」に参加し、自身の興味のある学校を探し、学校のオープンキャンパスに参加するなどして、夏休みの始まる7月下旬までには、相当数の学生が、進学先を見据えて準備を開始します。夏休み期間中も、教員は連日担当クラスの学生たちの進学準備の対応に追われ、願書の書き方や願書の提出の仕方、面接の指導などを行ってきており、すでに多くの学生が志望校に合格しています。
「合格おめでとう!」の声が、あちこちで聞かれる昨今、はにかみながらも嬉しさを隠せない表情で、「ありがとうございます」、と答える生徒たちの姿が印象的です。まだ進学先が決まっていない学生たちにも、職員一同で励ましのエールを送って、良い結果が待っているようにと願っています。


